- 包丁をうまく研ぐことは難易度が高い
- 包丁の研ぎ方を失敗すると切れなくなる
- 包丁の研ぐ角度を間違えるとまっすぐ切れなくなる
- シャープナーは包丁を鋭利な刃にする研ぎ器ではない
と、言うことをまずは知ってください
包丁を使っていると段々切れなくなってきてストレスになりますよね
研ぐのが面倒で「まぁいいか」と使い続けている方も多いのではないでしょうか
切れない包丁使っている料理人は一人もいません
この記事を執筆している私「てて」は元料理人ですが、今でも一定程度の切れ味になるようにしっかり手入れをしています
一般家庭で常に新品同様に切れる包丁は必要ないですが、切れない包丁でイライラするなら切れる包丁でストレスなく調理をしたいところですよね
そこで、切れなくなった包丁はどうするのか
この記事では包丁の研ぎ方を調べる前に
- 砥石を使って自分で研ぐのか
- シャープナーを使うのか
- 電動研ぎ器を使うのか
- プロに研いでもらうのか
- 新しく買い替えるのか
の、どれが自分に合うのか、メリット・デメリットとともに知ってもらってから包丁の研ぎ方を調べてもらいたく執筆いたしました
おすすめ度と一緒にご紹介していきますので、失敗する前にお読みいただけると幸いです
包丁が切れないと危ない理由
まず最初に切れない包丁が危ない理由から説明していきたいと思います
全く切れない包丁なら危険はないですが、それは幼児用のおもちゃの包丁みたいなもんです
ほとんどの方が切れないと思うのは刃が丸くなって包丁が食材に入りずらくなる状態の事です
この状態は中途半端に切れる状態なので無駄な力が入って滑ったり安定しなかったりとても危険な状態です
切れる包丁というのは力を入れずにスッと食材に入っていくので逆に安全なんです
切れ味が鋭くなると簡単に切れてしまうので恐怖心が出てきてしまうかもしれませんが、怪我は少なくなるはずです
では包丁が切れないと感じたらどうするのがベストなのでしょうか
包丁が切れない【砥石を使って自分で研ぐ】・おすすめ度 ★☆☆☆☆
自分で研ごうとネットを検索しているレベルなら確実にやめた方がいいです
なぜなら、自分で包丁を研ぐ難易度は非常に高いんです
10円玉3枚分の角度を保って包丁を研ぐって聞いたことがある方もいるかと思います
角度にして15℃程度と言われていますが、この角度を一定に保ってまっすぐ切れるように研ぐのは本当に難しいんです
少し曲がると野菜を切っても包丁がまっすぐ入らないので、切り口が割れたり包丁が逃げて斜めになったりします
自分で研ぐデメリット
- 時間がかかる
- 研ぎ続けるので腕が疲れる
- 周りや服が汚れる
- うまく研げない
- 砥石の収納場所に困る
- けっこう力がいる
- 包丁をダメにしてしまう可能性がある
自分で研ぐメリット
- 愛着がわく
- 包丁を大事に使うようになる
- きれいに研げた時の切れ味で感動する
どうしても自分で包丁を研ぎたいという方以外はおすすめできません
包丁が切れない【シャープナーを使う】・おすすめ度 ★★☆☆☆
シャープナーは簡単に包丁が切れるようになるから使っている方も多いのではないでしょうか
シャープナーというのは研ぐための道具とはちょっと違って、簡易的に一時的に切れるようにするのが目的の研ぎ器になります
安くて簡単に切れ味が戻るので一時期爆発的に売れました
私も切れ味が悪くなってきたら使うことがあるので、ご家庭に1つあると重宝する便利な道具ではあります
では、なぜ切れるようになるのかというと、包丁の刃を荒らして細かいギザギザを作るとこで一時的に切れ味が戻る仕組みになっています
要するにノコギリみたいなギザギザの刃にして削り切るイメージです
シャープナーを使うデメリット
- 包丁の刃がダメになる
- 荒らしているだけなのですぐに切れ味が悪くなる
シャープナーを使うメリット
- 値段が安い
- 一時的だが簡単に切れ味が戻る
- すぐ使えて便利
- 小さいから置き場所に困らない
シャープナー自体は使っている料理人は多いと思いますが考え方が違います
それは、常に包丁を使っているので切れ味が落ちてくるのが早いんですが、仕事中に包丁を研いでる人はいないですよね
あくまでその場しのぎとして使用しています
包丁が切れない【電動研ぎ器を使う】・おすすめ度 ★★★☆☆
電動研ぎ器は軽い力で研いでくれる研ぎ器です
ご家庭で使うなら十分かもしれませんが音がうるさいのが難点です
電動研ぎ器を使うデメリット
- 音がうるさい
- サイズがちょっと大きいため収納に困る
- 刃こぼれする可能性がある
- 価格がちょっと高め
電動研ぎ器を使うメリット
- 簡単に切れ味が戻る
- 女性でも力を入れずに研げる
電動研ぎ器は包丁の刃を悪くする可能性があります
それでもご家庭で使う分には十分に切れる包丁として研ぐことができますが、値段が気になるところではあります
砥石の刃の回転の速さだったり回転の強さだったり、荒砥石・中砥石・仕上げ砥石と3種類ついているものなどでも価格が変わってきます
包丁が切れない【プロに研いでもらう】・おすすめ度 ★★★★☆
かなりおすすめなのが「プロに研いでもらう」です
プロに研いでもらった包丁は感動するぐらい切れ味が違います
失敗することもないし間違いないですよね
ただし、包丁を研ぐのに1時間前後かかる可能性があるので、その間に買い物をしたりお茶したり、後日取りに行くなどして時間をうまく活用しましょう
また、専門で研いでくれる研ぎ屋さんもそんなにたくさんあるわけではないので探すのがちょっと大変かもしれません
値段はお店によって違いますが1本2,000円前後で研いでくれるので、私見ですがこの仕上がりでこの値段ならば全く高くないと感じました
大事な包丁ならプロに研いでもらうことをおすすめします
プロに研いでもらうデメリット
- 1回2,000円前後はコスパが悪い
- 時間がかかる
- 近くに研ぎ屋さんがない可能性がある
プロに研いでもらうメリット
- 切れ味が新品同様に戻る
- きれいに研いでくれる
- 切れ味に感動する
- 料理が楽しくなる
大事な包丁なら絶対にプロに任せましょう
プロに研いでもらったことがないと分からないと思いますが、プロに研いでもらうとその違いに感動すること間違いなしです
もし今使っている包丁をできるだけ長く使っていきたいと思っているならプロにお任せしましょう
お店によって価格のバラつきがあるので近場でいくつか探してみましょう
安いお店がダメな訳ではないですが短時間で研いだりするので刃こぼれができる可能性があります
安くてもきれいに研いでくれるお店もあると思いますが、まずは調べた中の中間ぐらいの価格でお願いしてみると良いかもしれません
初めてのお店にお願いする場合は捨ててもいい包丁で一度研いでもらってから今後もお願いするのか考えましょう
一番のおすすめは手で研いでくれるお店ですかね
近場で馴染みのお店ができるとステキですね
包丁が切れない【新しく買い替える】・おすすめ度 ★★★★★
一番のおすすめが「買い替える」です
ほとんどの方がスーパーやホームセンターなどで売っている包丁を使っているかと思います
逆に、専門店で良い包丁を買って大事に使っているなんて方は少ないのではないでしょうか
安い包丁をある程度使って買いまわすこのやり方が楽だしストレスもなく良いと思います
もちろん思い入れのある包丁や大事な包丁は自分で研ぐ(うまく研げれば)かプロにお願いしたほうがいいですけどね
新しく買い替えるデメリット
- 包丁の捨て方が分からない
- なんかもったいない
- 愛着わかない
新しく買い替えるメリット
- 常にストレスにならない程度の切れ味が保てる
- 安いから買い替えるハードルが低い
- 研がないので研ぐ時間を作らなくても良い
- 買い替えるだけなので楽
買い替えるのは一見コスパが悪そうですが、包丁に時間を掛けなくていいし、シャープナーを使えば買い替える頻度は少なくなります
さらに、買い物のついでに変えるので面倒がないのがいいですね
これは私の大事な包丁を何度も研いでいて、その大変さを知ったうえで実感したことですが、家庭で料理する分には安い包丁を切れなくなったら買い替えるのがもっとも簡単でいいんじゃないかと感じました
モノを大事にする気持ちは大切ですが、特に時間のない方にとって切れない包丁でストレスを感じるぐらいなら買い替えてしまった方がいいと思っています
包丁が切れない・おまけ
上の包丁の写真は私「てて」の料理人時代から使っている大事な牛刀包丁です
たくさん包丁を研いできたので新品の時から比べて刃が半分ほど無くなってしまいました(刃全体でいうと1/4ほど削れています)
大事な包丁は思い入れもあるし大事に使いますよね
料理を辞めた今でも大切な包丁です
日本人はモノを大切にする人種というのは有名な話だと思います
ここまで読んでも自分だけの包丁が欲しい、良い包丁を大切に使っていきたいと思ったのなら自分に合った素敵な包丁を探しましょう
包丁の研ぎ方を調べる前に知ってほしいこと・まとめ
包丁が切れない時は
- 砥石を使って自分で研ぐ……★☆☆☆☆
- シャープナーを使う…………★★☆☆☆
- 電動研ぎ器を使う……………★★★☆☆
- プロに研いでもらう…………★★★★☆
- 新しく買い替える……………★★★★★
やはり砥石を使って自分で研ぐのは難しすぎるのでやめるべきですね
シャープナーは刃を細かくノコギリ状に荒らして切れるようにするので使いすぎには注意しましょう
電動研ぎ器は刃こぼれの可能性を考慮したうえで使うのであれば、素人でも切れ味を簡単によくすることができるのでとても便利な商品です
プロに研いでもらうのは間違いないので今使っている包丁をできるだけ長く使っていきたいと思っているならプロにお任せしましょう。
新しい包丁に買い替えるのは簡単でいいと私は思っています。モノを大事にしたいというのであれば上記の方法でもいいと思いますが、研いでる時間やお店にお願いしている時間がない共働き夫婦や仕事で忙しい方には一番合っているかと思います
ここまでお読みいただいた方ならご自分に合った包丁の研ぎ方を見つけられていることでしょう
当ページを閉じて「これだ!」と思った方法で再度検索してみてください
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました
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