フランスの家庭料理でもあるラタトゥイユをご家庭の献立に加えて家族を驚かせましょう
洋食店で10年働いていた経験を持つ元料理人の「てて」です
夏野菜をたっぷり使ったフランスの家庭料理でもあるラタトゥイユは、野菜が全く食べれなかった私「てて」の人生を変えるきっかけとなった料理です
嫌いな野菜が料理一つでここまでも美味しくなったことに感動し、料理が好きになりました
この記事ではそんな野菜嫌いだった私「てて」が人生を変えるきっかけにもなったラタトゥイユのレシピ・作り方をご紹介します
美容に良い栄養素もたくさん入っているので女性人気も高い料理です
ラタトゥイユのレシピ・作り方って分からないと思うのでこの記事で覚えていってください
ラタトゥイユとは
ラタトゥイユを作る前にまずはラタトゥイユを知らないという方のために簡単に説明しますね
ラタトゥイユとはフランスの家庭料理で、夏野菜をトマトで煮込んで作る料理です
夏野菜とはパプリカ、ズッキーニ、ナス、トマトになります
たくさんのお野菜を煮込んだラタトゥイユは温かく食べても、冷たく食べても美味しいんですよ
オルトラーナというラタトゥイユを使ったパスタもありますのでこちらの記事もあわせて読んでみてください
ラタトゥイユとトマトソースを足して2で割ったような作り方なので簡単にできますよ
ラタトゥイユは美容効果の高い人気の料理
ラタトゥイユは女性に嬉しい効果がたくさんあります
夏野菜である、パプリカ(赤、黄)、ズッキーニ、ナス、トマトには以下のような効果が期待できます
- 赤パプリカ……高い抗酸化作用があり身体の代謝促進により、脂肪を効率よく燃やす効果がある
- 黄パプリカ……ビタミンCが豊富でシミ、肌荒れを防ぎ、美肌効果、アンチエイジング効果に期待できる
- ズッキーニ……カリウムが多く含まれているため、むくみ、高血圧予防になる
- ナス……食物繊維を多く含んでいるため便秘の予防になる。塩分の摂りすぎを調整してくれるので、高血圧、夏バテ予防になる
- トマト……高い抗酸化作用があり、シミ、シワの予防になる
こんなにたくさんの効果があるのね♪
女性に嬉しいことばかりじゃない♪
効果には個人差がありますが、たくさんの栄養素が含まれているのは事実です
使う調理道具
- フライパン(もしくは深底鍋)
- 包丁
- ピーラー
- まな板
- 木べら
- 切った野菜を入れておく器4~5個
使う食材(4~10人前)
パスタのようなメインに使う場合は4人前ぐらい、前菜や付け合わせのような使い方の場合は10人前以上になります。
赤パプリカ | 1個 | ¥190 |
黄パプリカ | 1個 | ¥190 |
玉ねぎ | 1個 | ¥68 |
ナス(今回使ったのは長なす) | 2本 | ¥158 |
ズッキーニ | 1本 | ¥99 |
マッシュルーム(いれなくてもOK) | 8個 | ¥125 |
にんにく | 2カケ | ¥15 |
タイム(写真の量すべて使用しました) | 10束ほど | ¥79 |
ダイスカットトマト | 2㍶ | ¥216 |
オリーブオイル | 大匙2 | ¥63 |
塩 | 適量 | |
合計 | ¥1203 |
適量とは味見をして濃くも薄くもなく丁度良い加減の事を指しています。これは使う食材に含まれる塩分量の違いや大きさ、使用量の違いで変わってくるため正確な分量が出せないので適量とさせていただいておりますことをご了承ください
マッシュルームが入っていますが余っていたので入れちゃいました。ラタトゥイユ=マッシュルームではないので入れなくても大丈夫ですよ
食材の用意
料理が得意な方は効率よく作業するために、炒めながら食材の用意をしていただいても大丈夫です
まだ慣れていない方はすべての食材を用意してから進めましょう
にんにく
にんにくはみじん切りにします(スライスでも大丈夫です)
包丁でやっていただいても構いませんし、フードプロセッサーを使用していただいても結構です
にんにくを毎回カットしなくて済むように、すぐに使えるようにする保存方法はこちら👇
玉ねぎ
玉ねぎを1~1.5㎝角にカットします
玉ねぎの根の部分と頭の部分を切り落とします
根を下に縦に半分にカット
縦に入った繊維とは逆に1~1.5㎝幅でカットしたら、繊維に沿って1~1.5㎝幅に切るとおおむね1~1.5㎝角の形になります
パプリカ
パプリカの赤と黄を玉ねぎと同じく1~1.5㎝角にカットしていきます
パプリカの枝を上にしてに縦に半分にカットします。中の種はきれいに取ってください。白いワタは取った方が見た目はいいですが、栄養が一番ある部分なのでそのまま使っても大丈夫です
半分にしたパプリカを縦に1~1.5㎝幅で棒状にカット
棒状にカットしたものを横に向け、1~1.5㎝幅でカットすると角になりますので器に移します
お店で出てくるようなラタトゥイユはパプリカの皮を焼いて取りますが、ちょっと面倒なので皮がついたまま作ります。皮をむきたい場合はパプリカを鉄の櫛にさして直接コンロの火(バーナーでも可)で皮を焦がしていくき、水できれいに洗いながら焼いた皮を取ります。パプリカの皮がついていることで多少舌ざわりが気になりますが、ご家庭で作る分には皮がついていても全く問題ありません
ナス
ナスはヘタと下をカットし、ピーラーを使って皮を縦に4、5本むきます
パプリカ、玉ねぎ同様に1~1.5㎝角にカットしていきます
まずはナスを縦に1~1.5㎝の幅でスライスします
次にスライスしたナスを倒し1~1.5㎝幅で棒状にカットします
棒状になったナスを1~1.5㎝幅でサイコロ状にカットして器に移します
ズッキーニ
ズッキーニも同様に1~1.5㎝角になるようにカットしていきます
切り方はナスと同じようにカットしていきます
まずはヘタと下の部分をカットします
それを1~1.5㎝幅にスライスします
スライスしたら倒し1~1.5㎝幅の棒状にカットします
棒状ににカットしたら横にし、1~1.5㎝幅にカットするとサイコロ状になります
容器に移しておきましょう
本来のラタトゥイユはナスとズッキーニは個別に炒めますが、大変なので一緒に炒めていきます。個別に炒めるのは、他の具材と一緒に煮込んでしまうと形が崩れるためです。炒める場合はナスは多めの油で、ズッキーニは普通の油の量でサッと炒めます。炒めたらザルにあけ、油をきります。形を残すため煮込み時間を短くしたいので最後に軽く煮込むまで置いといて大丈夫です
マッシュルーム
マッシュルームは入れなくても大丈夫ですが入れる場合はナスやズッキーニと同じぐらいの大きさになるようにカットして下さい
マッシュルームは土(黒っぽいの)がついているのでキッチンペーパーなどで軽く、優しくふき取ってください。マッシュルームはとても傷みやすいのでご注意ください
私は縦に4~6等分にカットしました
にんにくをフライパンで炒める
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて炒めていきます
フライパンが冷たい状態でオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でゆっくり香りを出していきます
このぐらいの色になったらにんにくの香りが最大限に出ているのでOKです
玉ねぎを炒める
玉ねぎを入れて中火で炒めます
ここでひとつまみほどの塩を入れてあげるのがコツです(玉ねぎの水分が出やすくなるので炒める時間を短縮できます)
これぐらい炒めたら次の工程へ行きます
パプリカを炒める
パプリカを入れて炒めます
5分ほど炒めたら次の工程へ
ナスとズッキーニとマッシュルームを入れて炒める
ナスとズッキーニとマッシュルームを入れて炒めます(マッシュルームがあれば一緒に入れてください)
軽く炒めたら次の工程へ
ダイスカットトマトとタイムを入れて煮込んで完成
ダイスカットトマトとタイムを入れて煮込んでいきます
ダイスカットトマトが入っていた容器の中はまだ周りについているので少し水を入れてキレイに取ります
最初は水分量が多いのでベチャベチャしています
10分から15分ほど煮込んでいきます
このぐらいまで水分がなくなってきたらタイムの枝を取って、塩で味の調整をして完成です
冷蔵庫で冷やしてから食べてもいいし、温かく食べてもいいです
本来はダイスカットトマトではなく生のトマトを使います。生のトマトを使う場合は湯むきをして横に半分にカットし、中にある種と水分を器の上に置いたザルに入れ種をきれいに濾していきます。1~1.5㎝角にカットしてダイスカットトマトの代わりに煮込んでいきます。トマトは上記の分量で5~6個ほどのトマトを使用します。(ダイスカットトマトと同じぐらいの分量を入れましょう)
日持ちについて
保存料などは入っていなので日持ちはしません
冷蔵庫で保存しても消費期限は3日で考えてください(できれば2日で考えてほしい)
3日を超えてしまうようであれば再度、火を入れてから使ってください
最後に
野菜の形状ですが、すべて同じ形状であればどんな切り方でも大丈夫です
例えば、ぶつ切りや輪切りなんかでも問題ないです
フレンチで使うラタトゥイユでは野菜は5㎜から1㎝角にきれいに揃えて、前菜やメインの付け合わせに使うことがあります
今回ご紹介したラタトゥイユでもナス、ズッキーニをトマトがだいぶ煮詰まった状態で入れてあげれば歯ごたえも残り、もう少しきれいな色が出ますので、機会があれば挑戦してみて下さい
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