料理初心者すぎて何から始めるべきなのか、何が必要なのか悩みますよね
調味料がないと料理はできないので、これから料理を始めるのであれば「これだけは揃えておこう!」というものを洋食店で10年務めていた経験を持つ元料理人の「てて」がご紹介します
この記事ではこんなお悩みを解決します
- 最初にどんな調理道具を揃えたらいいの?
- 必ず使う調理道具はあるの?
- そもそもどんな調理道具があるのか分からない
初めに
まずは私「てて」と「料理初心者さん」の会話をご覧ください
初めに元も子のないことを言わせていただきます
最初にこれだけ揃えておけば良いなんてものは無いです!
これから始めようと思って、何から揃えていいか悩んでいるのだからそんなこと言わないでよ!
それでは聞きますが、色々買い揃えて、いざ料理をするときにすべて使いますか?
いつか使うでしょ!?
もし買い揃えてしまい、数回で料理に飽きてしまったら使わなかった道具は勿体無いですよね?
確かにそうかもしれないけど、あれば急に料理したくなった時に無いと困ってしまいませんか?
急に料理をしたくなっても食材は買いに行きますよね?
大事なのは作る料理を決めてから買うことです
スーパーにも使用頻度の高い最低限の調理道具はおいています
使わないでずっとある方がもったいないです
どうでしたか?
作る料理を決めてから買う方が経済的だし無駄がないですよね
「いやいや、そうなんだけれども」、「記事にする必要ないじゃん」、「それでも最初に揃えておきたいんだけど」、「タイトルと違うじゃん!」という声が聞こえてきそうですね。そうなんですよね。本来は作る料理を決めてから買う方がいいと思うのですが、最初に買って用意しておきたいと思う方もいらっしゃるとは思うので、元料理人が初めて料理をするのに必要な調理道具をご紹介します
料理をするなら持っていて損はないものです
下の記事ではこれから料理をするのに最初に揃えておきたい調味料をご紹介していますので併せて読んでみてください
料理初心者がこれから料理を始めるのに必要な調理道具
- フライパン(28㎝前後)
- 包丁(三徳包丁か牛刀包丁)
- ペティナイフ
- まな板
- 片手鍋(18㎝か20㎝)
- 両手鍋(30㎝前後)
- ピーラー
- 木べら
- 菜箸
- おたま
- 計量スプーン&計量カップ
- ボウル&ザル
最初にこれだけ揃えておけば、ほとんどの料理に対応できます
特に説明はいらないものばかりだと思いますが、一つ一つ解説していきますね
1、フライパン(28㎝前後)
言わずもがな、これがないと始まりませんね
主な使用方法は「炒める」ですが、他にも「茹でる」、「揚げる」、「燻す(いぶす)」、「蒸す」など色々なことに使うことが可能です
ただ、本来の用途ではないのでフライパンがすぐにダメになる可能性があります
料理がすぐ飽きてしまう可能性のある最初のうちは、安いものを購入することをオススメします
もちろん、ご自宅のコンロに対応したものが前提ですけどね
2、包丁(三徳包丁か牛刀包丁)
これも言わずもがなですが、「包丁は料理に使うもの」ということは誰もが知っていることですよね
ではどんな包丁を選んだらよいのでしょうか
三徳包丁はご家庭でよく使われる包丁で、万能包丁として知られています
野菜やお肉、お魚に対応できるため、ご家庭で作る料理はこれ1本で十分です
では、牛刀包丁はというと、こちらも万能な包丁ですが、どちらかというとプロがよく使う包丁ですね
野菜やお肉、お魚に使えるのはもちろんですが、牛刀包丁は先端が尖っているので、お魚を捌くことやお肉の筋取りなどの作業で扱いやすいのが特徴ですね。
ただ、気を付けてほしいのが、包丁の大きさです
三徳包丁の刃は16㎝前後(持ち手まで含めると30㎝前後)のものが多く、牛刀包丁は18㎝以上(持ち手を含めると約32㎝以上)がスタンダードです
狭いキッチンでの牛刀包丁は作業しにくいので、キッチンの大きさ、作業スペースの広さで決めるのをおススメします
もし牛刀包丁を考えているのであれば21㎝以上のものを選びましょう。18㎝だと少し短くて使いづらいです
3、ペティナイフ
果物や野菜の飾り切りのような細かい作業に向いた包丁です
先端が尖っていて牛刀包丁を小さくしたような形をしています
刃の長さが15㎝以下(持ち手を含めると約26㎝以下)の小さい包丁で、とても小回りが利きます
私も飲食店で働いていた時には牛刀包丁と同じぐらいペティナイフも使っていました
ご家庭で使うのであれば12㎝から15㎝のペティナイフが1本あれば事足りることが多いはずです
三徳包丁・牛刀包丁と一緒に持っておくべき包丁です
4、まな板
またまた言わずもがなですが、ほとんどの方が絶対と言っていいほど包丁とセットで買うのがまな板ですよね
まな板を選ぶ際は使用する場所のスペースを採寸してから、サイズに合ったものを選びましょう
理想は4枚「果物用、野菜用、お肉用、お魚用」です
「え?1枚あれば十分じゃないの?」と、思うかもしれませんが、まな板は扱い方を間違えると食中毒の原因となります
なぜ別々のまな板が必要なのでしょうか
それはお肉とお魚には食中毒の原因となる菌が多く存在するからです
「こんなに?」「置く場所ないよ!」「1枚じゃダメなの?」そんな声が聞こえてきそうですね
実際のところ、初心者の方は分けて使ってほしいですが、確かに4枚も買いたくないし、置く場所もないですよね
心配しなくても大丈夫です
1枚で済む方法があるので以下でご紹介します
- 牛乳パック等の紙パックを使用する
- 菌が少なく、生で食すものから順に切っていく
- まな板シートを使用する
牛乳パック等の紙パックを使用する
牛乳パックの中をきれいに洗ってハサミで切り開いてまな板として代用する方法です
果物や野菜は普通のまな板で十分なので、お肉やお魚用として使用しましょう
使ったらそのまま捨てられるのでとても便利ですが、使用回数によってはすぐに足りなくなりますね
菌が少なく、生で食すものから順に切っていく
菌が少ない果物や野菜から順番に切っていく方法です
それは「果物⇒野菜⇒お肉⇒お魚」です
この順番に切っていく方法は、1度の料理でお魚とお肉をカットしなくてはいけない場合には当てはまりませんが、今はお魚もお肉も食べやすいように、料理の用途別でカットしてあるものも多く販売しています
カットしなくてはいけないシーンも多くないので、カットする順番を工夫するのも一つの方法になります
ただし、食材一つ一つカットした後は必ず洗ってから使いましょう
特にお肉、お魚をカットした後は必ず煮沸消毒や漂白剤のつけ置きをしてください
まな板シートを使用する
まな板の上で使うため、まな板1枚は必要ですが、これが一番楽で衛生的です
今は100均でも売っていますので見たことある方もいると思います
サランラップの様に好きな大きさにカットして使うものや、初めから一定の大きさにカットしてあるものがあります
使い捨ては経済的負担はありますが一番楽でおススメです
5、片手鍋(18㎝か20㎝)
片手鍋は野菜を茹でたり、味噌汁を作ったりするのに使います
フライパンでもできますが、他の調理で使っていることが多いので、やはり必要な調理道具の一つです
大きさも大きすぎず小さすぎない18㎝か20㎝がおススメです
6、両手鍋(30㎝前後)
これはパスタを茹でるのがメインですが、3~4人でおでんやお鍋をするときにも使えます
パスタは簡単ですぐできることから作る頻度も多くなりがちです
両手鍋を使う頻度は以外にも多いと思います
7、ピーラー
ピーラーとは大根や人参、ジャガイモなどの皮をむく調理道具です
特に大根や人参はよく使うので、料理初心者は持っておくとよいでしょう
8、木べら
鍋やフライパンで混ぜたり炒めたりする際に使います
毎回使うぐらい使用頻度の高い調理道具です
特に先端が丸くなっているものより、平らになっているものをおススメします
平らな方が鍋やフライパンの底をしっかりと混ぜることができるので焦げ防止につながります
また、30㎝ほどの長さの木べらを選びましょう
短い木べらは火からの距離が近いためヤケドしやすいです
9、菜箸
これも聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。
簡単に言うと長い箸です
用途としては炒めたり揚げ物をしたりするときに使います
木べらとは違い具材をひっくり返したり、つかんで持ち上げたりが可能なので、箸に慣れている日本人には使いやすいですね
10、おたま
スープや味噌汁などの汁ものをすくうための調理道具です
目盛の入ったおたまもあり分量を量りながらできるので目盛付きの方がおススメです
11、計量スプーン&計量カップ
料理初心者にとってはこれがないと始まりませんね
料理に慣れてくると使う機会が減りますが、最初のうちは分量通り作らないと失敗するので必須の調理道具になります
12、ボウル&ザル
ボウルは野菜を洗ったり茹でた野菜を冷やすときに氷水を入れて使ったりします
ザルの用途としては水切りで使うことが多いですね
ボウルとザルはセットで持つことをオススメします
まとめ
いかがでしたでしょうか
前述しているように作るものを決めてから買っても遅くはないです
しかし、ご紹介したものは必ず使う機会があるので最初に買っておいても損はしないでしょう
次に買っても損はしないものでいうと、スライサーやフードプロセッサーなどの時短を可能にする調理器具です
包丁が上手く使えず、いびつな形になってしまったり、キッチンが汚くなってしまったりしてしまうと料理が嫌になる原因にもなりかねません
スライサーやフードプロセッサーなどの時短調理器具もうまく活用して楽しく料理をしてください
最後に
料理初心者にありがちですが、調理して食べるだけが料理と思っていて、本当の大変さに気付かず初めてしまい、面倒になって辞めてしまうなんてこともあります
下記は「料理」というものに対しての初心者と、普段から料理をしている主婦(夫)の違いを文字に起こしてみました。料理初心者が思いがちな「料理」と主婦(夫)が思っている「料理」にはこれだけ違いがあります
食材の用意、下準備(仕込み)、調理、食べる
献立を考える、買い物、冷蔵庫の在庫や賞味期限の管理、下準備(仕込み)、調理、食べる、調理道具と使用食器の洗浄と片付け、シンクの掃除、生ごみの処理、台所とコンロ周りの掃除、たまに換気扇の掃除
特に主婦(主夫)はこの工程の中でさらに、栄養バランスを考えた献立、少しでも安い食材で献立を考え買い物をします
冷蔵庫の中に何があるのか、その賞味期限を考え無駄なく料理をしていきます
作りたい料理を毎日作っていると食材が余って食品ロスにつながります
足を向けて寝れないですよね
毎日、料理を作ってくれる方がいるのであれば、しっかり言葉で感謝を伝えていきましょう
最初は料理を一品ずつ作って慣れていくようにしましょう
そして料理を嫌いにならないようにしてください
料理は人を幸せにします
楽しく愛情込めて作っていきましょう
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